今年は、ブラジルを代表する作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボスの没後50年にあたります。
国内外で、それを記念するイベントやコンサートが開催されていますが、駐日ブラジル大使館でも記念事業として、ブラジルが生んだ、世界的に著名なピアニスト、クリスティーナ・オルティスのピアノリサイタルが行われました。
オルティスは、19歳でバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝。現在は英国在住で海外の主要オーケストラとの共演、録音、リサイタルの他、マスタークラスやワークショップにも情熱を傾けています。
私は学生時代に、オルティスの演奏するヴィラ=ロボスのLPレコードを聴いていたので、今回、生で演奏を聴くことができ感激でした。
12月1日 日本大学カザルスホールにて。
プログラムは、
二つのアラベスク
版画(塔ーグラナダの夕暮れー雨の庭)
喜びの島
エイトール・ヴィラ=ロボス
ブラジルの魂
赤ちゃんの家族 第1集
ラフな黒いドレスで登場したオルティスの演奏は、磨き抜かれたテクニックが圧巻で、色彩を自由自在に操る画家のようでした。
細部まで磨き抜かれた音楽。音色の多彩さ、躍動するリズム、、、本当に魅力的な音楽でした!