11月中旬、野方町教会で杉山春さんの講演会がありました。
杉山春さんは小学館ノンフィクション大賞をとられた作家で、現在週刊朝日連載ほか、活発に執筆活動されています。教会の音楽委員長でもあります。私は副なので、春さんにはお世話になっています。
春さんの著書「ネグレクト」(育児放棄)を取り上げ、今の若者や、母親がどのような環境に置かれているかを、具体的な例を挙げ、お話されました。ネグレクトが起きた社会的背景と、母親の心理状態を知ることにより、表面的な事象だけを見て批判し、裁き、攻めてしまうことの恐ろしさを感じました。自分がかたくなに握りしめたものを手放す勇気と、すべてを柔軟に受け入れる勇気を持って、子育てしたいと思いました。